Firefox

現在メインのWebブラウザ。

  • ホームページ: https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/
  • ダウンロードファイル: Firefox Installer.exe(インストーラー版)
  • インストール方法: ダウンロードしたファイルを、実行してインストール。
  • winget ID: Mozilla.Firefox
  • 動作確認バージョン: (Windows 10 Pro 20H2, Windows 11 Pro 21H2)

宗教的理由と移行が面倒と言う理由で使い続けているけれど、残念ながらお勧めできる方はとても少数。

ライトユーザーであれば、Windowsとの親和性(たいしたメリットではないとは思うが)でEdgeを勧めるし、ヘビーユーザーであればChromeのGoogle連携や拡張機能の充実が便利だろう。

使う宗教的理由とは、Webの自由という考え方に対する共感と、商業的利益を考えた開発とは距離をおいてくれるだろうという期待。どちらも、人にはお勧めするための理由としては弱いね。

アドオン

Evernote Web Clipper

WebページをEvernoteに記録するアドオン。

クリップするときに、ノートブックやタグを指定でき、しかもそれをそこそこ正確に予想してくれるのが優れもの。

現在、Evernoteの主な用途がWebページの記録になっており、必須。

Evernote Web

アドオンのアイコンをクリック、もしくはAlt+Pで、ピン止めしてあるEvernoteのタブを表示してくれるアドオン。

Evernoteに課金していない場合、同期できるデバイスの数に制限があるので複数のデバイスでEvernoteを使うには便利。

ただ、この機能の日本語の説明が意味不明。日本スタッフがいるのだからこの程度は自動翻訳を修正してよ…

拡張子アイコンをクリックすると、固定されたタブで最もお気に入りのウェブサイトにリダイレクトされます。 この目的を達成するために、キーボードショートカットを使用することもできます。

Format Link

表示しているページへのリンクを、いろいろな書法に基づいてクリップボードに収納するアドオン。

デフォルトのText、HTML、Markdownなどの他にも、自分で書式を定義することもできる。

org-mode、Scrapbox、WordPress用の書式を定義し、便利に使っている。

  • Markdown: [{{text.s(“\[“,”\[“).s(“\]”,”\]”)}}]({{url.s(“\)”,”%29″)}})
  • Scrapbox: [{{url}} {{text.s(“\[“,”[”).s(“\]”,”]”)}}]
  • Text: {{text}}\n{{url}}
  • HTML: <a href=”{{url.s(“\””,”&quot;”)}}”>{{text.s(“<“,”&lt;”)}}</a>
  • org-mode: [[{{url}}][{{text}}]]
  • reST: \href{{{url}}}{{{text}}}
  • WordPress: [{{text.s(“\\[“,”\\[“).s(“\\]”,”\\]”)}} &lt;{{url.s(“\\)”,”%29″)}}&gt;]({{url.s(“\\)”,”%29″)}})

Greasemonkey

JavaScriptによりWebページのDOM操作などを行い、表示内容を加工するアドオン。

もちろん、表示内容の加工以外のことも可能だが、Greasemonkeyの用途の9割以上は表示内容加工だろう。

私の場合は、見やすくするとか、無駄なものを省くとかいった用途で使うことはあまり無い。そのページを訪問した場合にかならずコピーする箇所を、ページの最下部にピックアップして表示する、というようなかなり特殊な用途で使っている。

Kee

オープンソースのパスワードマネージャーKeePass Password Safe 2とFirefoxを連携するためのアドオン。

以前はKeeFoxという名前で、最近Key Vaultという独自のパスワードマネージャーを実装したようだ(KeePassありきで使っているので、詳細は不明)。

Pushbullet

プッシュ通知を行うサービスPushbulletをFirefoxで使うためのアドオン。

テキストやURL、ファイルの送信なども行うこともでき、ChromeやAndroidなどとの連携も行うことができる。

デバイス間でのちょっとしたデータのやりとりにはとても便利。

ResizeIT 2

あらかじめ設定した4つのサイズに、Firefoxのウィンドウを合わせるアドオン。

Webページの作成時に使う。

Ultimate QR-code Generator

現在表示しているURL、入力したテキストなどからQRコードを作成し表示するアドオン。

PCで開いているページを、スマホなどで見たいときなどはかなり便利(Pushbulletでもよいが、QRコードであれば連携していないデバイスにも渡すことができる)。

uBlock Origin

広告をブロックするアドオン。

日本向けのカスタムフィルタ「豆腐フィルタ <http://tofukko.r.ribbon.to/abp.html>」も合わせて導入する。

Firefox DevTools ADB Extension

Androidのリモートデバッグに使うアドオンのようだが、特に使っていない。どころかインストールした記憶も無い。

WebIDEを使うと自動的にインストールされるようだ。

Sizer

アクティブなウィンドウを、あらかじめ指定した大きさ、位置に変更するタスクトレイに常駐するソフト。
特定のモニター解像度で使用するプログラムを作る時に使う。

デフォルトではCtrl+Wn+zでサイズなどを設定するコンテクストメニューが開く。

  • ホームページ: http://www.brianapps.net/sizer4/
  • ダウンロードファイル: sizer4_dev570.zip(ポータブル版)
  • インストール方法: ダウンロードしたファイルを展開して、任意の場所にコピー。
  • 動作確認バージョン: 4.0 dev570(Windows 10 Pro October 2018 Update 1809)

Thunderbird

もう10年以上使用しているメーラー(MUA)。

Thunderbirdの前は、Wanderlust、Mew、MH-eといったEmacs上のメールソフトを使っていたが、諸事情により移行、今に至る。
アドオンも豊富だが、60系でWebExtensionが有効化されたため、旧来のアドオンがかなり使えなくなった模様。
最近は、あまりアドオンは使用しない方針で使っているため、私的にはそれほどダメージは無い。

どこがよいか

開発体制がしっかりしたオープンソースである。メーラーは欠かすことのできないソフトウェアなので、安定と長期的なしたメインテナンス体制が欠かせない。そのためには、一企業の方針により終了してしまう可能性のあるものは避けたい。

マルチプラットフォームである。Windows、Mac、Linuxなど動作する環境が多い(Emacs上にelispで実装されたものにはかなわないが…)。もちろん、それぞれの環境に優れたメーラーはあるが設定の移行などが楽な点は無視できない。

残念な点

フィルターログがローテートしてくれればよいのだが、そこまでは贅沢な要求というところ。

あとは、そもそもOutlook側が悪いのだが、TNEF形式をデコードできるようになってくれると助かる。

まあ、そんなことくらいしか思いつかないくらいに、満足度は高い。

設定

アーカイブ

アーカイブフォルダーを使うと、用件が完了した後にも保存しておきたいメールなどを簡単に整理することができる。いつも使っているフォルダーの中に残るメールの数を増やしたくない場合には有効な機能。

メッセージペインの上部にあるアーカイブボタンをクリックすると、そのメールはアーカイブフォルダーに移動される。

デフォルトでは、アーカイブフォルダーは、その下にさらに年ごとのフォルダーを作り、メールはその中に移動されるようになっている。

年ごとのフォルダー分けにはあまり意味を感じないため、アーカイブフォルダーを年ごとに分けないようにする。

「ツール」-「アカウント設定」-「設定したいアカウント」-「送信控えと特別なフォルダー」-「メッセージの保管」で、「アーカイブの保存先」にチェックがついていることを確認し、「次のアカウントの”アーカイブフォルダー”」が、設定したいアカウントになっていることを確認する。

さらに、「アーカイブオプション」で「単独のフォルダー」に設定する。

Google連絡先との同期

現在のThunderbird102はCardDAVに対応しており、これによりアドオン無しでGoogleの連絡先と同期する事ができる。

Google連絡帳を導入する手順は以下の通り。

  1. アドレス帳を開く
  2. [新しいアドレス帳]から[CardDAVアドレス帳を追加]を選ぶ。
  3. [新しいCardDAVアドレス帳]ダイアログボックスで、[ユーザー名]にGoogleアカウントを入力する。
    すると[場所]に「gmail.com」が自動的に表示されるので[次へ]。
  4. おなじみのGoogleアカウントの認証画面が表示されるのでアカウントとパスワードを入力、2段階認証を設定しているので認証を行い権限を与える。
  5. [利用可能なアドレス帳]が「Address Book」でチェックが付いている事を確認して[次へ]。

これで、アドレス帳の中に「Address Book」というGoogle連絡先のアドレス帳ができる。名前はプロパティから変更可能。

双方向での同期が可能で、同期間隔も設定できる(デフォルトは30分)。

アドオン

デフォルトで付いてくるLightning アドオンは不要なので削除(クライアントを問わないGoogleカレンダーを使用)。

Header Tools Lite

Header Tools Lite :: Thunderbird向けアドオン

メールヘッダを編集するアドオン。
基本的なヘッダであれば各項目ごとに、そうでなければ ソースまるごとをテキストボックスで編集できる。

項目ごとの編集

基本的には、届いたメールのヘッダは触らないのだが、例外が2つある。
ひとつは、SpamAssassinでSpamと誤判定されたメールから、SpamAssassinの判定ヘッダを削除する場合。これをしておかないと、Thunderbirdのフィルタによって再度Spamとして扱われてしまうことがある。
もうひとつは、不正なヘッダがありThunderbirdなどでの処理に支障があるとき。

メールのデータを直接編集

ImportExportTools

Thunderbird 102では既に利用できないので、無効化中。

後継の、ImportExportTools NGが存在するようだが、現在の所必要ないので、導入はしていない。

ImportExportTools

フォルダーを対象に、メールをインポート、エクスポートする。
mbox、eml、テキスト、HTML など様々な形式に対応。

QuickText

thundernest/quicktext: An extension for Thunderbird that lets you create templates that can be easily inserted into your own emails.

定型文を本文に挿入するアドオン。
挿入する文は複数設定でき、メールのヘッダ情報やファイルの内容の挿入など、多彩な挿入設定が可能。
GitHubでオープンソースの開発が行われているので、Thunderbird自体のバージョンアップへの追従などの開発継続には期待できる。

ただ、実際には前書きと後書きの挿入に使っているだけ。

本当のところ、メールのBODYに宛先と自分の名前を書くというビジネスメールのマナーというのが、嫌いだ。
To、Fromを見ればわかることで、紙の手紙を出すときにそんなことはしないだろう。
あえて必要なのは、共用のメールアドレスを使っている相手の時に指名するときくらいだろう。

Remove Duplicate Messages (Alternate)

mozdev.org – removedupes: index

重複したメッセージを見つけるアドオン。

通常の使用では使うことはないが、メッセージをコピーしたり、バグなどで同じメールが複数表示されてしまう時にそれをピックアップして削除する。