Windows Terminal

コマンドプロンプトやPowerShell、そしてWSL上のbashなどのシェルの端末として動作するターミナルアプリケーション。
Microsoft謹製のオープンソースソフトで、現在はかなり開発が盛んに行われている。

タブとパネルによる画面切り替え、分割を行なうことができるので、複数のシェルを使うのであれば、かなり便利に使える。

設定は、JSONファイルを直接編集して行なうため、その内容に対するきちんとした理解が必要だが、きちんとしたドキュメントもあるので、ターミナルを使いたい人であれば困ることはないだろう。

Windows ストアからインストール可能。

タブ

ウェブブラウザではおなじみ、タブ機能。
タブの横の「+」をクリックすれば、デフォルトプロファイルで新しいタブが開く。その横の「v」をクリックすれば、開くタブで使うシェルを登録されているプロファイルから選ぶことができる。

覚えておくべきショートカットキーは、次の2つくらいだろう。

  • Ctrl + Tab: 次のタブへ移動
  • Ctrl + Shift + Tab: 前のタブへ移動。

パネル

screenやtmuxで実装されているパネル機能。

  • Alt + Shift + D: パネルを新規作成(現在のプロファイル、方向は自動)
  • Alt + Shift + -: 上下分割でパネルを新規作成(デフォルトプロファイル)
  • Alt + Shift + +: 左右分割でパネルを新規作成(デフォルトプロファイル)
  • Alt + ↓: 下のパネルに移動(上下左右のカーソルキーに対応)

設定

最近の例にもれずJSON形式で設定を記述する。
「v」ボタンをクリックして、[設定]を選んでも、エディタでsettings.jsonが開かれるという無愛想ぶり。
設定に凝るつもりもないので、行った変更は多くない。

デフォルトプロファイルの変更

“defaultProfile”の値としてUbuntu-18.04のguidの値を設定。
さらに、最初に開くウィンドウサイズを設定。

"defaultProfile": "{c6eaf9f4-32a7-5fdc-b5cf-066e8a4b1e40}",
"initialCols": 100,
"initialRows": 50,

フォントサイズの変更

"fontSize": 10,

開始フォルダーの設定

ただし、bashでもWindowsのパスを指定する必要があるため、WSL上のホームディレクトリを指定することができない。

"startingDirectory": "../.."