Microsoft IME

WindowsデフォルトのIME。

一番使うPCではATOK 2014を使い続けているが、変換効率という点ではMicrosoft IME(以下MS-IME)でもそれほど不満は無い。

そのため、ATOK 2014が入っているのは1つのPCのみで、それ以外ではMS-IMEを使っている。

ただ、日本語を入力しているときに、ひらがな、カタカナ、英数、半角全角などを指定するために、ファンクションキーに手を伸ばすのが耐えられず、キーバインドだけ変更している。

2020年にリリースされた新IMEでは、詳細なキー設定ができなくなってしまったため、とても扱いにくい。そのため、他のソフトウェアとの互換性には問題が無いが、旧IMEに戻して使っている。新IMEでも詳細なキー設定ができるようになってくれないと困る…

キーバインド

以下は、変更しているキー設定。追い込んでいけば使いやすさも微妙には増すと思うが、そこまで追求する気にもなれない。

キー入力/変換
済み文字なし
入力文字のみ変換済み候補一覧表示中文節長
変更中
変換済み文節内
入力文字
変換再変換

IMEオン
無変換かな切替↓
IMEオフ
かな変換↓
半角英数
かな変換↓
半角英数
かな変換↓
半角英数
Ctrl+J
(追加)
ひらがなひらがなひらがなひらがなひらがな
Ctrl+K文字右

カタカナ
文節長-1

カタカナ
文節長-1

カタカナ
文節長-1

カタカナ
文字左

カタカナ
Ctrl+Iカタカナ

カタカナ

文節長-1
カタカナ

文節長-1
カタカナ

文節長-1
カタカナ

文節戻し
Ctrl+O半角

半角

文節長+1
半角

文節長+1
半角

文節長+1
半角

文節戻し
Ctrl+F文字末尾

文節右
文字末尾

文節右
最終候補

文節右

文字末尾
Ctrl+B
(追加)
文節左文節左文節左
Ctrl+N文節確定

次候補
Ctrl+P全角英数

前候補

キーバインド以外の設定変更

基本的にソフトウェアはデフォルトで使用したいのだが、IMEだけは設定変更による効率の上昇が無視できない。

Microsoft IMEの詳細設定より、以下を変更する。

「辞書/学習」タブ

「システム辞書」に「単漢字辞書」を追加する。

「予測入力」タブ

「予測入力サービス」の「クラウド候補」をチェックする。

Windows 10の初期設定

インストール後に行っているWindows 10の初期設定。

マシン名の設定

まず最初に、マシン名を設定する。

「設定」-「システム」から右側の「このPCの名前を変更(詳細設定)」を選び、「コンピューターの説明」、フルコンピューター名、ワークグループを設定する。

設定後には再起動が必要。

自動ログインの設定

20H2以降では自動ログインの設定ができなくなってしまった。これを復活させるためにはレジストリの値を変更する。

\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\PasswordLess\Device

この中に含まれる「DevicePasswordLessBuildVersion」の値を「2」から「0」に変更する。

その後、Winキーを押下後netplwizを起動。「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックを外す。そして「OK]して、自動入力されるパスワードを設定する。

特に、初期設定時には何回も再起動が必要になるので、事前に行っておきたい。ノートパソコンなど持ち出して使用する場合は初期設定が完了したら、自動ログインを無効にする。

キー入れ替え

(Windows自体の設定ではないが)Change Keyを使ってキーバインドを入れ替える。

エクスプローラーの設定

「表示」-「オプション」で「フォルダーオプション」を開く。

「表示」タブ内の「詳細設定」で以下の項目をチェックする。

  • ライブラリの表示
  • ログオン時に以前のフォルダーウィンドウを表示する
  • 隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する
  • 共有ウィザードを使用する(推奨): 常に詳細設定を行いたいため。

以下の項目のチェックは外す。

  • 登録されている拡張子は表示しない

ネットワーク使用の設定

ネットワーク上の共有を使用するために、「ネットワークと共有センター」で設定する。

エクスプローラーでネットワークへのアクセスを試みると、ネットワーク探索とファイル共有の有効化を提案されるので、「いいえ、接続しているネットワークをプライベートネットワークにします」を選ぶ。

Windows 10のクリーンインストール概要(20H2)

インストールメディアの作成

下記リンクからMediaCreationTool2004.exe(現在配布されているバージョンによりファイル名は異なる)をダウンロードする。

Windows 10 のダウンロード <https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=691209>

このMediaCreationTool2004.exeを実行して、ISOファイルを作成。DVDに焼いてインストールメディアにする。USBメモリを直接インストールメディアにすることも可能。

作成するPCとは異なる言語、アーキテクチャ(32bit、64bit)のメディアも作成可能。

Home、Proは同一メディアでインストール時に選択可能。

なお、MediaCreationTool2004.exeによるデータのダウンロードにはかなりの時間かかるので、事前に余裕をもってインストールメディアの作成を行っておく方がよい。おそらくサーバー側の送出が遅いのだろう。10時間以上かかったこともある。

ISOのダウンロードも試してみたが、ImgBurnで焼こうとすると微妙に容量が足りない。オーバーバーンすれば何とかなるのかもしれないが、安全のためにはUSBメモリを使う方がよいだろう。

USBメモリでブート

Windows 10のバージョンによって、画面、入力内容は異なる。

20H2でのポイントは以下。

起動時のドライブ設定

作成したインストールメディアはUEFI、Legacy(BIOS)の両方で起動可能だが、UEFIが使えるのであればUEFIで起動する。

インストールの種類を選んでください

「カスタム: Windowsのみをインストールする(詳細設定)」を選ぶ。

「パーティションとドライブに変更を加える場合は、インストールディスクを使ってPCを起動してください。」とあるが、これは、Windows上からSetup.exeを起動した場合のこと。インストールディスクを使って起動してもこのメッセージなのは出来が悪い。

Windowsのインストール場所を選んでください

まっさらなハードディスクにインストールしたいのであれば、この時点で存在するすべてのパーティションを削除して、割り当てがない状態で「次へ」とする。既存の出荷時バックアップ領域などを残したいのであれば、「プライマリ」となっているパーティションを選んで「次へ」とすればよい。

設定する方法を指定してください

ActiveDirectoryなどを使って管理するのでなければ「個人用に設定」で構わない。

アカウントを追加しましょう

Miscrosoftアカウントに設定してあるメールアドレスを入力する。すでのこのPCがMicrosoftアカウントに紐付けられていれば、この後のコード入力が不要になる。

次の「パスワードの入力」では、入力したMiscrosoftアカウントのパスワードを入力する。

PINを作成します

デバイスのプライバシー設定の選択

「同意」。プライバシーを守ると言う観点から、すべて「いいえ」にするお勧めも散見するが、彼らはGoogleマップも使わないのだろうか。

Androidスマートフォンの写真、…アクセスできます

Windowsとスマートフォンの紐付けは不要なので、「後で処理する」。

OneDriveを使用してファイルをバックアップ

OneDriveを使うのであれば「次へ」から設定を行う。

Cortanaによる作業の支援を許可する

Microsoftのサービスを大量に使っていればCortanaは便利なものだが、現状Cortanaがそれほど役に立つとも思えないので「今は実行しない」。

Edgeの初期設定

Windowsのデスクトップが立ち上がり、Edgeの初期設定をうながされる。

「完全セットアップ」で同期設定を行う。

Windows Update

「設定」からWindows Updateを開き、最新の更新プログラムを適用する。

以上で、インストール自体は完了。次に常用している設定を行う。

Windows 10の初期設定 – 技術メモ <https://tech.rally.or.jp/windows/windows-10-initial-setting/>

Mouse Go Home

マウスカーソルを、Alt+Win+Homeキーでディスプレイ中央に移動するプログラム。マルチディスプレイ対応。

  • ホームページ: Mouse Go Home « 塩田紳二
  • ダウンロードファイル: MouseGoHome-public-Beta4.zip(ポータブル版)
  • インストール方法: ダウンロードしたファイルを展開して、C:\Programs(任意のフォルダー)にコピー。
  • 動作確認バージョン: ベータ4 (Windows 10 Pro 2004)

使用時には、スタートアップに登録して実行するようにする。

普段使っているマシンではディスプレイを3つ使っているため、マウス位置を見失ってしまう事が多い。Windowsの設定で、Ctrlキーを押し下げるとマウス位置に円が表示されるようにして対処していたが、このプログラムを使えば、より早くマウスカーソル位置を把握することができる。

設定は、キーバインドと、プライマリとするディスプレイを実行時の引数で指定するだけ。

そのシンプルな動作、設定方法はとてもわかりやすく、マルチディスプレイを使っている人にはかなりお勧め。

塩田紳二氏は記事もソフトも私の求めているものを提供してくれるので、末永く頑張ってほしい。

CompFile

2つのファイルに違いがあるかないかだけを調べるシンプルなソフトウェア。

非常にシンプルなウィンドウ
  • ホームページ: ソフトの小物たち
  • ダウンロードファイル: CompFile.zip(ポータブル版)
  • インストール方法: ダウンロードしたファイルを展開して、C:\Programs(任意のフォルダー)にコピー。
  • 動作確認バージョン: Ver 1.600 (Windows 10 Pro 2004)

使い方はとても単純。

CompFileを立ち上げ、エクスプローラーからファイルをドロップし、2つ目のファイルがドロップされると、即座に比較する。3つ目のファイルをドロップすると2つ目のファイル(つまり直前に指定したファイル)との比較をする。連続して比較をしたい場合に、この仕様はかなり便利だ。

拡張子が異なる場合、Shiftキーを押しながらドロップしないと比較がはじまらないが、これも実際に使ってみると、それ以前に比較したものとはまったく別の2つのファイルを比較したいときに、以前の入力をクリアする必要も無くなるので使いやすい(残念なのは、「送る」から使うときにはShiftキーが使えないこと)。

ドキュメントにもあるように、コンテクストメニューの「送る」に入れて使うことにした。異なるエクスプローラーのウィンドウからファイルを指定して比較することができるのは、かなり便利だ。

また、ウィンドウをデスクトップの最前面に表示するかを選べるのも、デスクトップにエクスプローラーを複数開いての比較作業では気が利いている。

内容の比較をしたい場合にはWinMargeなどの高機能なソフトを使うことになるが、ちょっと2つのファイル内容が同一かどうかだけ調べたいときに、いちいち大きなアプリケーションを立ち上げることもない。

ドキュメントの説明を文字だけで読むと妙な仕様だなと思ってしまうが、実際に使ってみると、求める結果を最低限の作業で得る事ができる仕様だということに気付くソフトウェア。