もはや、開発には必須とも言えるリビジョン管理システム。
Windows用のGUIクライアントはいくつかあるが、基本CUIで使う(正確にはEmacsやVS Codeなどから使う)ので、ほぼこれ一択。
正直、ネットワーク機能を除けばRCSで十分なのだが…
GUIクライアントが欲しい場合は、別途TortoiseGitなどをインストールのがよいだろう。
- ホームページ: Git for Windows <https://gitforwindows.org/>
- ダウンロードURL: Releases · git-for-windows/git · GitHub <https://github.com/git-for-windows/git/releases/>
- ダウンロードファイル: Git-2.23.0-64-bit.exe (インストーラー版)
- インストール方法: ダウンロードしたファイルを、実行してインストール。
- 動作確認バージョン: 2.23.0(Windows 10 Pro May 2019 Update 1903)
インストールにおけるオプションは、基本デフォルト設定。
「Choosing the default editor used by Git」でCUIでのデフォルトのエディタを選ぶ。多くの場合は、エディタ内の統合環境から操作することになるのでVimでもなんでもよいのだが、現在開発用としてよく使う「Use Visual Studio Code as Git’s default editor」を選んでおく。
[Adjusting your PATH environment]は、WSLがあるもののちょっとした操作でUNIXツールが使いたくなることもあるので「Use Git optional Unix tools from Windows Command Prompt」にする。
[Configuring the line ending conversions]は「Checkout as-is , commit as-is」。改行コードの処理は、エディタの仕事だという考えから。改行コードに関する理解が浅いメンバーがいるチームで使うのであれば、自動変換も検討に値するかもしれない。
「Choosing HTTPS transport backend」は「Use the OpenSSL library」を選ぶ。
「Configureing extra options」では、「Enable file system caching」、「Enable Git Credential Manager」にチェックする。
なお、オプションはバージョンによって頻繁に変更があるので、毎回きちんと検討する必要がある。
もっとも、設定はすべて%USERPROFILE%.gitconfigに記録されるのであとから修正するのは容易。
エクスプローラの再起動などは、特に発生しなかった。
アップデート
アップデート通知からアップデートした場合、インストーラー自体は、ダウンロードフォルダーに保存されることは無い。
初回インストール時に設定する一部のオプションについては、再度設定する必要がある。
特に、新しかったり選択肢の追加があったオプションについては、再設定が必要になるようだ。
アップデートの最初に、「新しいオプションだけ表示するか」というチェックボックスがある。