mp3DirectCut

MP3の無劣化での切り出しに特化したソフト。

インストーラー版ではあるが、初回起動時に言語の設定と共に設定をフォルダーに保存するかの問いかけ(「Potable forced」)に答えることでポータブルで使うことができるので、Programsにインストールしてポータブルで使う。

再生しながら、編集開始点と終了点をマークして、切り出しもしくは削除を行なう。
無劣化切り出しの他にも、フェードや、ゲイン調整、ノーマライズ他、録音の機能もあるが、使っていない。

ちょっとした戻しや送りを含むほぼすべての操作がキーボードで可能なので、切り出しだけでなく、左手をコンパクトキーボードの上におきながら英語講座を聞くのにとても役立っている。

しばらくの間この用途にはLosslessCutを使っていたが、主に使っているラジオ番組の切り出しという単純な用途では、結局mp3DirectCutの方が使いやすいので戻ってきた。

設定

特に、設定を行なうことなく便利に使えているが、選択範囲の書き出し終了後に、次のファイルをドロップした時に警告が出てしまうのを消すのが面倒なので、[設定]-[詳細設定-[その他]で[変更が保存されていない時に警告する]をオフにして使っている。

なお、新規ファイルを現在の波形に追加するときは、既存の編集ファイルがある時に波形グラフの上に別のファイルをドロップすると「追加するか、新規編集するか」を聞かれる。波形グラフ以外の部分であれば、新規編集が確定となる。

キーボード・ショートカット

よく使うショートカットは以下。

  • 別名で保存: Ctrl + e
  • 再生/停止: Space or p
  • (前/後)小移動: ←/→
  • (前/後)中移動: Page up/Page down
  • (前/後)1フレーム移動: Shift + ←/Shift + →
  • 先頭に移動: Home
  • 末尾に移動: End
  • 選択の開始点をマーク: b
  • 選択の終了点をマーク: n
  • 選択の開始点にジャンプ: ↑
  • 選択の終了点をマーク: ↓
  • 波形表示を大きめに: Num +
  • 波形表示を小さめに: Num +
  • 波形表示の範囲拡大: i
  • 波形表示の範囲縮小: o

LosslessCutとの違い

mp3DirectCutのメリット

  • 波形を見ながら編集できる。巻き戻し、早送りしたい時にピンポイントで移動先を選びやすい。
  • カットをマークした場所に直接飛ぶショートカットがある。
  • LosslessCutでは新しいファイルをドロップした時に、必ず追加なのか新規なのかの問いかけが表示されるのが、ちょっと邪魔。

LosslessCutのメリット

もちろん、LosslessCutにもメリットはある。

  • MP3以外のフォーマットのサウンド、ビデオにも対応。
  • Windowsだけではなく、Linux用のバイナリもある。
  • 範囲指定した後の保存時に、カット範囲を示す文字列が追加されたファイル名が提案されるので、いちいち保存ファイル名を書き換える必要がない。

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