フィード、排出ローラーがドロドロに溶けてしまったので修理。
このローラーパーツは補修部品として市販されていない。そもそも、保守対応が2017年で終了しているらしい。
十分使ったけれど、ローラーがダメになっただけで買い替えるというのも値段が値段でもったいないので、情報を集めてみた。
- AliExpressではS1500用のローラーを売っている。
- 基本は分解してはめ込むのだが、けっこう面倒。
- 分解せずにローラーに切れ目を入れてはめ込むという方法もある。
- サイズが合うシリコンチューブをローラーの代わりに使った動作実績がある。
シリコンチューブ1mの値段と、AliExpressのS1500用ローラー4個の値段はほぼ変わらず1,000円程度。
今後、同じ作業を何回もやるならシリコンチューブだが、その必要が出たら買い替えだろうということで、AliExpressで注文。
送料込み914円。
まあ、この値段ならダメモトではある。
届いたのは、これ。
と、これまでは、10月下旬の話。
2カ月近く放置していたが、ScanSnapが無い不便さに耐えかねて作業開始。
分解を試みる
- 底面のネジ4つを外す。
- 底面の銀のプレートを引き出す。
- 銀のプレートに制御基板が見えるがコネクタは全部抜いて外す。
しかし、そこまで。はめ込みギミック相手に挫折して、それ以上は分解を断念。。
バラすのはあきらめ、ローラーに切り込みを入れて取り付ける方法に変更した。
ローラー切り込み法で妥協
事前に、ガラス部と超音波センサーは傷つけないように、マスキングテープで保護しておく。
カッターで軽く切り込みを入れて、ラジオペンチで掴んで引っ張ると、予想外にきれいに剥がれていく。
しかし、シャフト自体はモーターでロックされているので、裏側まで剥がし切るためはシャフトを回転させる必要がある。
そこで、電源とUSBケーブルをつないでScanボタン長押し。
シャフトが少し動いたら、すぐに手を離し、後はチョンチョンと押しながら、適度に回転させ、残ったローラーを剥がしていく。
このとき、排出側のローラーの作業をするたびに、ケーブルを抜き差ししないで良いように、ケーブルを逃がすための台を用意しておくとよい。
シャフト側に残ってしまったローラーのカスは、剥がした溶けたローラーでくっつけて取るとよい。
それでも剥がれなければ、ピンセット、さらにはスクレーパーの出番。
今回は放置が過ぎたために、溶けてしまったローラーが伸びてシャフトの横に広がっていたが、まあ、それは問題にならなそう。
そして、新しいローラーに切り込みを入れる。
できるだけきれいに切りたいので、バイスで挟んでケガキ線を入れ、ローラーを縦においてカッターで慎重に切り込みを入れる。
シャフトにはめること自体は、それほど難しくはない。
が、はめると切れ目が広がってしまった。
それでも、実際に紙を入れて動かしてみると、若干変な音はするものの、問題なくスキャンできる。
うん、今回はこれでいいや。
調子が悪くなったら、今度はシリコンチューブを試してみよう。
ついでに、ScanAidでクリーニング、スキャン回数が80,000回を超えていたので、パッドも交換した。
Thanks to